騎乗フォームとリズム (99/09/15更新) |
(98/08/01記・99/09/15更新) 初心者の内は、騎乗フォームがなかなかうまく決まりません。注意書きに 「×」がついているにもかかわらず、首だけヒョコヒョコ動かしている人 を今でもたまに見かけます。 最初の内は、筐体のストローク(揺らせる幅)を把握する為に、コインを 騎乗フォームは、乗る人の体格にもよりますが、私の場合は、以下のこと |
1) | ペダルには、足の土踏まずあたりをしっかりと乗せます。やや内股気味 に乗ると重心が安定します。 |
2) | ハンドルは、親指が自然に「ムチ」ボタンに届くような位置を握ります。 まあ、普通に握れば大丈夫です。 |
3) | スタートダッシュ時や、勝負ポイントを迎えた後、「追う」(筐体を 揺らす)姿勢と重心の位置については、その人毎の「追う」スタイルに よって少し違いがあります。筐体を揺らす時、当然ハンドルを押したり 引いたりするわけですが、この時「押す」時に力が入る人は、体重を 乗せるために、やや腰を浮かせた前傾姿勢になるのがよいです。(私も このタイプです。どちらかというと非力な人向きです)一方、「引く」 時に力が入る人は、逆に少し腰を落としてやや後ろに重心が移るように します。(どちらかというとパワータイプの人に多いようです)何回か 乗ってみて、自分のやりやすいスタイルがどちらか確認して下さい。 |
* | その後何人かのプレイヤーに、この件(↑)について聞いてみたのですが、「押す」か 「引く」かの分かれ目は非力か否かではなく、「その方が力が入れやすいから」という ことのようです。要するに、自分がやりやすい方を単純に選べばいいということですね。 訂正でなく、補足ということでこうして加筆しておきます。 (98/08/01記・99/09/15更新) |
* | 自分の基本のフォームを固めることはもちろん重要ですが、最近ではむしろ、筐体の状態 などに応じてフォームを変えられるくらいの自在性が必要かも知れないと思うようになり ました。特に、最近は古い筐体が多く、台ごとに状態がバラバラなことが多いので、そう 思います。筐体の特性に応じて「押し」重視にしたり、「引き」重視にしたりと、その時 一番タイムが出せる工夫をした方がよいかと。 逆に言えば、いつも同じゲーセンの同じ筐体で「乗り味」に慣れてしまうと、大会などで |
4) | 「追う」時は、首から、背中、腰にかけての上体の位置を一旦決めたら、 できるだけ上体を固定します。動かしてよいのは、腕とヒザ、足首の 関節だけ、くらいの気持ちで。上体を固めることにより無駄な力の分散 を抑えこんで、腕の力と体重を100%筐体に伝えきる(つもりで乗る) わけです。 |
5) | 「追う」時は、腕を一杯に伸ばし、また思い切り引き付けて、筐体の ストローク幅の限界一杯に揺らします。 |
6) | スタートダッシュ後、勝負ポイントを迎えるまでの道中の基本姿勢は、 上体を上げて立ち上がり気味にします。視点を上げることにより広い 視野が得られ、馬群の動きがよく見えます。
|
騎乗フォームと並んで、乗っている時に重要なのは、筐体を押す「リズム」 です。筐体を押すリズムがバラバラになると、走行ペースが不安定になり、 馬のスタミナを無駄に失います。できるだけ無駄な加減速をせず「馬なり」 のペースの幅の中でコースに応じた効果的ペース配分を行うことが、好走 するためには不可欠です。具体的なペース配分はコース、脚質等によって 変わってきますので、コース別基本攻略のメモで詳述していく予定ですが、 基本的な注意事項は以下の通りです。 |
1) | 道中の基本的なリズムについては、腕とヒザをうまく使い、「馬なり」 のペースをつかんで下さい。この力加減はコース・脚質によって異なり、 慣れて覚えるしかありません。 |
2) | 上り坂では基本的にスピードが落ち、下り坂ではスピードが上がります (自在馬はこの傾向が小さいようですが)。したがって、上り坂では やや強め、下りはやや抑え目に筐体を押す必要があります。 |
3) | スタートダッシュ時は、勝負ポイントを迎えた時同様思いきり「追い」 ましょう。ただし脚質と枠順に応じて、どのくらい追うのかの目標が 変わってきますので、これは別項で詳述します。 |
4) | 勝負ポイントを迎えたら、基本的には思いきり「追い」ましょう(脚質・ 情況に応じて「追う」のを我慢することも有りますが)。そして「追い」 はじめたら、そのリズムを絶対に崩してはいけません。ゴールが近づく につれ、腕が疲れ、息が上がってきますが、根性でガマンしましょう。 (ただし、健康には十分にご注意を。体調の悪い時は止めましょう) |
5) | そして、ゴールを過ぎても、1〜2回は余計に筐体を揺らしましょう。 ゴール前でのツメが甘くなるのを防げます。 |