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ファイナルハロン教習所

(2001.07.15 更新)
(担当:堀木)

title38.gif「中級コース・第5教程 脚質の拡げ方」

反復練習の甲斐あって、一つの脚質がモノになってきたとしましょう。次の脚質の練習を始めたいところですが、どういう方針で進めましょうか?

全部の脚質に乗ってみてから改めて思うことですが、アクセルとデオクレル以外の脚質では乗るために必要とされる「技術」は、実は基本的にどの脚質でも同じです。

  • スタートダッシュからCPU馬を捌いての内側への入り方
  • 道中の「馬なり」のペース把握と馬群での位置取り
  • コーナーと坂で必要な『馬』の揺らし方の力加減
  • 残り4ハロンから勝負ポイントまでの進出ペース
  • 勝負ポイントからゴールまでの「最高速」を維持しながらの最適なライン取り

この5点をマスターすれば速くなる、ということは自在馬を使った「初級コース」での説明からもわかると思います。意識すべきポイント、必要な「技術=スキル」は同じで、力加減やタイミングといった「使い方=テクニック」が脚質毎に異なるということです。したがって、一つの脚質を乗るための「技術」を極めていれば、あとはそれを新しく乗る脚質用にチューニングを「ずらして」やればよいのです。

2番目以降に練習する脚質に関しては全く白紙の状態から始めるのではなくて、既に乗れている脚質と上記の5点について比較し「どこか同じで、どこが違うか」ということを常に意識して乗るようにすると上達が早いはずです。

ただ、先にも述べたようにアクセルとデオクレルにはこの原則が一部あてはまりません。その独自性こそ魅力だとも言えるわけですが、他への応用はあまり利かないのです。逆に他の脚質で身につけた技術をこの2頭に応用することは可能なので、特別に思い入れやこだわりがなければ、やはり練習するのは最後の方がいいんじゃないかと思います。

 

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