ムチの使い方
(99/09/17更新)
 
勝負ポイントを迎えると、どんな状況でもやたらムチボタンをバシバシ押している人がいますが、ベストな方法でしょうか?結論から言えば、否です。やはりムチの使い方にも工夫があります。ここでは、ムチの効果的な使い方について述べておきましょう。

1)全力型
勝負ポイント以降は、とにかくムチボタンを連打してムチを入れっぱなしにするやり方です。最もスタンダードなスタイルといえます。追込馬が、道中をミスなく走りきって勝負ポイントを迎えた場合は、このやり方がベストです。FFの追込馬は、スタミナさえ十分なら殆ど無限に加速し続けるのがメリットですから、できるだけ長い間ムチを入れた方がよいのです。従って、連打の1発目をできるだけ早いタイミングで入れるのがベター。フライングすると「速すぎる」表示が出てしまうので、勝負ポイントに入るギリギリ手前で入れるようにします。1発目の効果で「速すぎる」が出る速度へ加速する間に、勝負ポイントに突入してしまう感じを狙うわけです。先頭を走る馬を良く見て、600m標識にかかる瞬間を見切りましょう。

2)二の脚温存型(いわゆる「溜め」)
勝負ポイントを迎えても、最初は筐体を全力で揺らすだけでムチを使わず、途中からムチを連発するやり方です。先行馬の場合は、この方法がよく使われます。FFの先行馬は、追込馬ほど「いい脚」を長く使えないので、直線の後半に勝負を賭けるわけです。たぶん勝負ポイント前半はコーナーや坂があるので、そこで加速力を消費するより、平坦な直線になる(しかも既にある程度速度が上がっている)後半重視で加速した方が、トータルの上がりのタイムが速くなるのだと思われます。プレイヤー毎の個人差もありますが、大体残り400〜300mの間でムチを入れ始めるとよいようです。

3)折衷型
では、他の脚質(逃げ・自在・差し)はどうすればよいでしょう?基本的にこれらの脚質は追込・先行に比べて、基本性能で見劣りします(1200mでの逃げ馬はかなり強いですが)。うまく乗っても、対人戦ではなかなか勝てませんが、これらの脚質なりに全力を引き出すことは可能です。とはいえ、勝負ポイント全域でムチを連打しても粘れませんし、先行のように溜めてもそれほど切れ味がない。従って、少しずつ加速して、いい脚を出来るだけ長い間使えるように工夫します。先行が溜めてムチを入れない区間でも、散発的にムチを入れて少し加速してやるのです。これも個人差・脚質の差がありますが、残り400〜200位になるまでは連発を我慢して、筐体を数回揺らすのに1回の割合でムチを入れていくと、よいようです。ある意味、本物の競馬っぽい方法ではあります。

4)勝負ポイント以前でのムチ入れ
基本的に、勝負ポイント以前でムチを入れるのはスタミナの浪費になるので避けたいところですが、下記のような例外もあります。

a)出ムチ
ゲートを出た瞬間からムチを入れることです。スタートダッシュが非常に速くなります。1200mの逃げ馬(いわゆる出ムチ6発戦法)、2400mで追込馬がロケットスタートを決める場合(これは必須ではありません)等で有効です。いずれにしても適当なところで止めて折り合うことが肝要です。その他、逃げ・先行馬が同脚質で先鋒を争う場合、外枠を引いた方のプレイヤーが使う場合もありますが、スタミナの浪費が後で響くことが多いので、かなりリスクが高いと言えます。

b)失速を取り戻す
道中、他馬と接触して後退する場合がありますが、ここですかさず1〜2発ムチを入れてやると、あまり失速しないで済みます。筐体を揺らして加速し直すより、反応が素早い感じがします。もっとも、この時点でスタミナを浪費していることには違いないので、ミスのない馬とは決め手に差が出ます。あくまでも次善の策です。


 
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