(2001.04.30 更新)
(担当:堀木)
前教程で「最内を取ったらそこから安易に離れないように」と述べましたが、その為には内ラチ沿いをまっすぐに走らなくてはなりません。そして他の馬と接触しないように一定の間隔を保って走らねばなりません。最内を走っていてもペースが早すぎれば前の馬にぶつかってしまいますし、遅すぎると後ろの馬と接触してしまうかもしれません。概ね一定のペースを守って馬群の中での位置取りをキープするようにします。 前にも述べたように、ファイナルハロン(および『2』)で勝つための基本戦略はスタミナロスを最小限に抑えつつ、自分の脚質にとってできるだけ有利な前の位置で走ることです。まっすぐ一定のペースで走るのもこのためです。あまりフラフラと左右に動いてはいけません。スピードが落ちてスタミナロスにつながりますし、何かにぶつかる危険もあります。内ラチにせよ、他の馬にせよ、接触するのは大きなスタミナロス(かつスピードダウン)につながるので厳禁です。くれぐれも左右移動は必要最小限にしましょう。また、加速には余計なスタミナを使いますので、同じ区間を同じタイムで走るにしても、ペースを上げたり下げたりしながら走るのと、一定のペースを守って走るのではスタミナ消費に差が出ます。もちろん一定のペースで走る方がよいわけです。 ただし、難しいのはその「一定のペース」とはどのくらいのペースか、ということです。一定のペースでも速すぎればスタミナをあっという間に使い果たしてしまいますし、遅すぎればスタミナは温存できても他の馬に追いつけなくなってしまいます。自在馬は他の脚質に比べると位置どりの許容範囲は極めて広いので、少々失敗しても大丈夫なのですが、それにしても限度はあります。下記の点に気をつけて、できるだけ馬群の中の同じ位置(同じ位置なら2〜3番手から馬群から離れない最後方まで大丈夫)で走れるように練習しましょう。
|