中級コースでは、レコードブレイカーに勝つことを目標に、自在馬以外の脚質の乗り方について説明してきました。さて、試行錯誤と練習の結果、見事レコードブレイカーに連戦連勝できるようになったところで、何かまた物足りなく感じることはないでしょうか？

これだけ高い技術を身につけたのに、レコードブレイカーを含めＣＰＵ馬は決してそのレベルに到達することはありません。「勝って当たり前」になってしまえば、高いモチベーションを維持するのは難しくなります（とはいえ、レコブレに連戦連勝するのってかなり大変ですが）。

このモチベーションの危機を乗り越えるためには、目標設定を高くするしかありません。例えば、コース・脚質を変えながらどれだけ連勝できるか挑戦してみる。あるいは、「確実に勝てるパターン」だけを繰り返し走るのではなく、敢えてそこから外れた「別バージョン」の走りを探ってみる。こういった工夫しながらの練習が必要となるでしょう。

もっとも、こういったマニアックなアプローチでは「走る楽しさ」がなくなってくるかもしれません。「練習のための練習」ではナンセンス。一人で乗る上でやるべきことをやり尽くしたら．．そう、あとは「対戦」するしかありません。「対戦のための練習」なら、同じ練習でも全くモチベーションが違ってきます。大会などの機会を見つけて、強い人と対戦しましょう。必ず収穫があるはずです。